作業手順
解説
項目 |
内容 |
機種 |
HP ML110G7 |
CPU |
Intel Xeon E3 1220 3.1GHz 4コア 8Mキャッシュ |
メモリ |
32G |
ハードディスク |
250G+250G+500G+500G |
- 英語画面の場合、いったんログアウトして日本語を指定
- 「どのタイプのインストールをしますか?」
- 「カスタムレイアウトを使用する」
RAID として使用する領域をディスク上に作成
- 「ストレージを作成」ダイアログで「基本パーティション」を選択、「作成する」ボタン
- 「パーティションを追加」ダイアログで「使用可能なドライブ」で「sda」にチェックを入れる
- 「ファイルシステムタイプ」に「RAIDパーティション」を選択
- 「サイズ」に「512MB」、「容量追加オプション」に「固定容量」を選択、「OK」ボタン
- sda1 に 0.5G が作成される
- sdb1 に同様に 0.5G にRAIDパーティションを作成
- 「ストレージを作成」ダイアログで「ソフトウェアRAIDを作成」の「RAIDパーティション」を選択、「作成する」ボタン
- 「パーティションを追加」ダイアログで「使用可能なドライブ」で「sda」にチェックを入れ、
- 「容量追加オプション」に「最大許容量」を選択
- 起動用なので「基本パーティション」にチェックを入れて「OK」ボタン
- sda1 に 9.5G, sda2 に 0.5G
- sdb1 に同様にRAIDパーティションを作成
- sdb1 に 9.5G, sdb2 に 0.5G
- 結果、sda1:9.5G sda2:0.5G sdb1:9.5G sdb2:0.5G
RAID1 のデバイスを構成
- / (ルート) ファイルシステムを作成
- 「ストレージを作成」ダイアログで「ソフトウェアRAIDを作成」の「RAIDデバイス」を選択、「作成する」ボタン
- 「RAIDデバイスの作成」ダイアログで「マウントポイント」に / を指定
- 「ファイルシステムタイプ」は ext4 のまま変更なし
- 「デバイス」は md0 のまま変更なし
- RAID レベルは RAID1
- RAIDメンバーは sda1+sdb1
- 「OK」ボタン
- swap 領域を作成
- 「ストレージを作成」ダイアログで「ソフトウェアRAIDを作成」の「RAIDデバイス」を選択、「作成する」ボタン
- 「RAIDデバイスの作成」ダイアログで「マウントポイント」に / を指定
- 「ファイルシステムタイプ」は swap を指定
- 「デバイス」は md1 のまま変更なし
- RAID レベルは RAID1
- RAIDメンバーは sda1+sdb1
- 「OK」ボタン
- 「変更をディスクに書き込む」
- 結果、 md0=RAID1(sda1+sdb1) md1=RAID1(sda2+sdb2)
- ブートローダを /dev/sda に書き込む
- (推測) /dev/sdb にも書き込まれているため、2台目HDD のみでの起動が可能
- インストールを継続
- Basic-Server
- vmware-tools をインストールするためには minimal だと足りない。
- Multiple Device
- 管理コマンド mdadm
cat /proc/mdstat
mdadm --detail /dev/md0
mdadm /dev/md0 --fail /dev/sda1
mdadm /dev/md0 --remove /dev/sda1
mdadm /dev/md0 --add /dev/sda1
- Logical Volume Manager
- 管理コマンド lvm
- 稼働させながらPVを追加しファイルシステムを拡張できる。
- 縮小はオフラインで実施することが必要
- /dev/mapper/vg_data-lv_data
- vgs ボリュームグループの状況表示, Volume Group
- lvs 論理ボリュームの状況表示, Logical Volume
- pvs 物理ディスクの状況表示, Physical Volume
- vgdisplay
vgremove vg_data /dev/sda3
pvremove /dev/sda3
pvcreate /dev/sda3
vgextend vg_data /dev/sda3
lvextend --size +100G vg_data/lv_data
resize2fs /dev/mapper/vg_data-lv_data
HDD |
HDD1 |
HDD2 |
状況 |
正常 |
正常 |
/ デバイス |
/dev/sda1 |
/dev/sdb1 |
swap デバイス |
/dev/sda2 |
/dev/sdb2 |
HDD |
HDD1 |
HDD2 |
状況 |
障害 |
正常 |
/ デバイス |
/dev/sda1 |
/dev/sdb1 |
swap デバイス |
/dev/sda2 |
/dev/sdb2 |
HDD |
HDD1 |
HDD2 |
状況 |
障害 |
正常 |
/ デバイス |
なし |
/dev/sdb1 |
swap デバイス |
なし |
/dev/sdb2 |
- X-Window GUI 必要に応じてTERMINAL/端末画面を複数立ち上げる
- X-Window GUI CTL+ALT+F1〜F6 で画面切り替え
- テキスト画面 CUI ALT+F1/F2/F3/F4 で複数画面を操作する
fdisk -l -u /dev/sdb
- -l パーティションテーブルの表示 (List)
- -u 表示単位をセクタに切り替え、標準は古い形式のシリンダ単位 (Unit)
fdisk -u -c /dev/sda
- -u 表示単位をセクタに切り替え、標準は古い形式のシリンダ単位 (Unit)
- -c 古いDOS形式を使わない (Compatibility)
- 「n」Enter 新規作成
- 「p」Enter 基本パーティション指定 (Primary)
- 「1」Enter パーティション番号
- 「開始位置」Enter
- 「終了位置」Enter
- 「a」Enter 起動可能に設定 (Activate)
- 「1」Enter
- 「t」Enter 利用タイプ変更
- 「1」Enter パーティション選択
- 「fd」Enter パーティションタイプ指定(fd=Linux RAID)
- 「t」Enter 利用タイプ変更
- 「2」Enter パーティション選択
- 「fd」Enter パーティションタイプ指定(fd=Linux RAID)
HDD |
HDD1 |
HDD2 |
状況 |
障害 |
正常 |
/ デバイス |
/dev/sda1 |
/dev/sdb1 |
swap デバイス |
/dev/sda2 |
/dev/sdb2 |
cat /proc/mdstat
mdadm /dev/md0 --add /dev/sda1
mdadm /dev/md1 --add /dev/sda2
HDD |
HDD1 |
HDD2 |
状況 |
正常 |
正常 |
/ デバイス |
/dev/sda1 |
/dev/sdb1 |
swap デバイス |
/dev/sda2 |
/dev/sdb2 |
- PC起動
- HDD MBR (セクタ1) 読み込み /boot/grub/stage1 512バイト
- HDD ファイルシステム認識 /boot/grub/e2fs_stage1_5 13380バイト セクタ 2〜27
- HDD kernel+init* 読み込み /boot/grub/kernel 4Mバイト /boot/grub/initramfs 16Mバイト
- kernel 起動 -->複雑なファイルシステムを認識
- init 起動
- 生きているHDD2 または LiveCD で起動
- grub 起動
- 起動コード検索
find /boot/grub/stage1
root (hd0,0) HDD1の1番目のパーティションを選択
setup (hd0) 起動コード設置
root (hd1,0) HDD2の1番目のパーティションを選択
setup (hd1) 起動コード設置
RAID レベル |
説明 |
長所 |
短所 |
RAID0 |
ストライピング 分散保存 |
高速 |
障害発生しやすい |
RAID1 |
ミラーリング コピー保存 |
計算なし 性能低下 |
容量半分=コスト2倍 |
RAID5 |
分散パリティ (例)合計値の保存 |
容量損失1台のみ |
計算コスト大 |
RAID6 |
分散パリティ 2重化 |
計算コスト超大 |
安全性大、2台の故障に耐久 |
- スペアディスクを用意してRAIDに参加させておくと、ドライブ故障発生時に自動で置換作業を行う。
- スペア置換中に障害が発生する場合もある。
比較項目 |
SW-RAID |
HW-RAID |
備考 |
CPU 使用 |
する |
しない |
スピード |
低 |
高 |
CPU が良いと差が出ない、RAID5/6 では高負荷 |
価格 |
なし |
数万〜 |
運用 |
コマンドラインで運用が煩雑 |
GUIで使いやすくできる |
対応バージョン |
Linux なら使える |
バージョン対応の確認が必要 |
インストール作業 |
不要 |
必要 GUI |
- MD-RAID1 暗号化なし 起動できる
- MD-RAID1 暗号化あり 起動できない
- MD-RAID0 起動できない
- MD-RAID5 起動できない
- LVM 起動できない
- 起動できないファイルシステムは /boot を ext4 で別に用意して起動する。
- /boot ext4 100M
- / LVM RAID1/5
- /boot ext4 100M
- / MD-RAID5
cat /proc/version Linux のバージョン
cat /proc/cpuinfo CPU
cat /proc/meminfo メモリ
cat /proc/diskstats ディスク
cat /proc/net/bonding/bond1 ネットワークのチーミング状況
cat /proc/プロセス番号/ 各プログラムの状況