RHEL6 NetworkManager
参考サイト
【Red Hat Enterprise Linux 6 Hint & Tips】 Network設定の注意点 / Linux at IBM
Red Hat Enterprise Linux 6 (以下 RHEL6)では、ネットワークに関する設定が一部、 Red Hat Enterprise Linux 5 (以下 RHEL5)と異なります。
特に、ネットワークインターフェースの設定時と、NICの交換時には、下記の点にご注意下さい。
- NetworkManagerについて
RHEL6 ではネットワーク設定に NetworkManager が採用されています。
これはさまざまなネットワーク接続を自動化するネットワーク制御システムです。
NetworkManager は OS インストール時にデフォルトで導入されて、有効になります。詳細は下記をご覧下さい。
NetworkManager は、以下の手順で無効にすることができます。
service NetworkManager stop chkconfig NetworkManager off
3 必要に応じて ./etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-ethX を RHEL5 までの書式に変更して下さい。
4.ネットワークを再起動します。
service network restart
注2) NetworkManager を無効に設定した場合は、「システム」 > 「設定」 > 「ネットワーク接続」 からは、ネットワーク設定ツールを起動することができなくなります。
- NIC交換時のインタフェース名について
RHEL6 では、NIC の MAC アドレスとそれに対応するインターフェース名(ethX)がシステム内部に記録されています。
この為、NIC を交換した際にインタフェース名が自動的に変更されてしまいます。
例えば、eth0、eth1 の 2 つのポートを持つ NIC を交換した場合、デフォルトの設定では、新しい NIC のポートは、eth2、eth3 と認識されます。
新しい NIC のポートを、元のデバイス名(上記の例では、eth0、eth1)として認識させるには、以下の手順で設定を変更してください。
- /etc/udev/rules.d/70-persistent-net.rules を編集
交換前のNICを定義している記述(以下取り消し線部分)を削除し、交換時に新しく追加したNICを定義している記述(以下青字部分)を修正します。
- /etc/sysconfig/network-script/ifcfg-eth0/1 のMACアドレスを変更